最短・最速である必要が分かった。【書評】『ブチ抜く力』
なぜ、与沢翼は最短・最速にこだわったのか?
やってみて分かった。
与沢翼が提言している、最短・最速であることのメリットは、
どんな小さな内容も、最短・最速を目指すことで難易度がグッと上昇するからだ。
難易度が高い目標が設定されると、今のままではダメなことが浮き彫りになってくる。
ここがキーポイントだ。
RPGでゆっくり綿密に準備するか?
最短・最速を求めると、今、なにをするべきかを否応でも考えなければならない。
無駄なことをやっている暇はなく、行動に必要な武器をある程度揃えたら、即出発だ。
もちろん、ボスに倒されたら武器やアイテムを揃え直す。
やられるかもしれない、もっといい武器があるかもしれないなどと、ネットで調べている時間があったら、手持ちの武器でとりあえずボスのところに行ってみる方が早い。
RPGでは、早く次のストーリーが見たいというモチベーションで自ずと最短・最速を目指すことになる。
期間を短くすることで、自分にとって最適な難易度調節がなされる。
最速でやる、ことが君を勇者にするのだ。